縄文時代ならモテ期発動してた…多分。

日記
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寄る年波には勝てぬ…
なんて、昔の人はよく言ったもんで30超えた辺りから体力と気力と忍耐力が私の中から削げ落ちた。
飲み会に行っても一次会で全てを出し切ったら、後はあったかい布団で死んだ様に眠りたい。
軽い気分で二次会のカラオケなんてノコノコ行っちまった暁には白目剥くよね。
30分もすればE.T.ゴーホーム然り、家に帰りたい帰りたいってソワソワしだす。
選曲は一択。
間違いなく「にんげんっていいな」歌っちまうよね。
あったかいふとんで眠るんだろなーってとこで、もの凄くビブラート効かせる自信あるし!
今すぐに眠りたい願望と爆睡する姿を想像して、口からマイク思いっきり離しちゃったりして
ぼくも帰ろーお家へ帰ろーでんでんでんぐりがえって、バイバイバーーーイって飛ぶ鳥あとを濁さず、颯爽とお疲れっスーなんて言いながら転がりながら退散したい。

けれどね現実の私ってば、こう見えて案外気遣いな人だったりするから、静かに静かにタイミングを伺い三文芝居を打って出る。
ある時は、スマホをチラチラ覗き見ては届いてもいやしないくせに
「ああっ、彼氏からLINE来てるわー!迎えにきてくれるっつーから帰るわ!!」なんちゃって。
またある時は、予定なんて一切無いくせに明日の朝イチでちょっと野暮用があるから帰るわ〜なんつって謎めいた女気取りで一目散にドロンする。
じゃあ、端から参加しなけりゃ良いだって?

だから、一次会を全身全霊で楽しんで、とっとと帰るって決めたった。
四十路を迎えて飲みの席で変な駆け引きはやめることに決めました。

でよ、でよ本日の本題。
これも30過ぎた辺りからどんだけ頑張っても痩せないってのが切実な悩み。
いや、これほんとに怖い…
何が怖いって、お風呂に入ってゴキゲンで鼻歌混じりで身体を洗ってる時に訪れる。
ふと椅子に座ってる自分の下半身に視線を向けるとぉ〜
広がる光景は立派な腹肉と土偶の様な立派な下半身。
母さん、あなたの娘はこんなに立派に成長しましたよ…なんて涙ながらに報告したくなる程、ダイナマイト級に成長した。但し、下半身のみね。

何だか学生時代のほろ苦い思い出とともに懐かしさすら感じる土偶の様なフォルム。
20数年ぶりの旧友(土偶)との再会に驚きつつも風呂場の中で小さな同窓会が繰り広げられる。
昔、好きだった男子の話で盛り上がったり、アンタあの頃より太ったわね〜なんてワーキャー騒いではあの頃に戻れるの。離れ離れで過ごした時間なんて、あっちゅー間に埋まってしまう。

ハッと我に返り、椅子から立ち上がり鏡に映った自分の姿を眺める…
大転子出っ張り過ぎ〜
拳を作り、一番出っ張ってる部分をコンコン叩いて様子を伺う。
元サヤに戻る方がお互いの為に良いんでないか?という愛のある説得も拒まれる。
もう大転子の「わたしゃテコでも動かないよ」なんて意気込みと自己主張が強すぎて持ち主の私ですら手に追えない。
風呂上がりに慌ててgoogle先生に助けを求める。
「大転子 出っ張り 戻し方」「大転子 出っ張り 原因」「土偶体型」
なんて調べてみる。
最後の土偶体型に至っては諦めとともに自分自身の体型をそっと認めてやろう、受け入れてやろうなんておおらかな心なのか諦めなのか!?これぞ共生と共有ってやつかしら?



で、忘れてならないのが土偶体型に引っ張られ過ぎて忘れてるけど思い出してーー私!!
腹肉も結構な存在感増してる。
服屋でパンツを試着する時のことをよく思い出してみて、私?
まず、試着してイイですか〜?なんて店員さんに話しかける。

店員:(私のことを見る)Mサイズでよろしいですか?ニコっ☆

私:いやぁね、下半身がね、凄いんですよ私…なのでLサイズでいいかな。

店員:そんなこと無いですよ〜!このパンツ、結構ゆったり目なのでMで絶対大丈夫ですよ〜。

試着中

私:(ゆったり目と聞いから自信満々でMサイズを履く)んん?入ったけどちょっと違う??

店員:どうですか〜?

私:なんかね、ちょっと(いや、かなり)ぱっつんぱっつんで〜(なんて言いながらカーテン開ける)

店員:あっ………(ちょっと絶句)

私:(二人の間に微妙な空気が流れる)すみません…Lサイズ履いてみてもいいですか?

店員:かしこまりました。少々お待ちください…(Mサイズで絶対イケるつったから気まずさ100%)

いやぁね、こうなるともう逃げ出したい…
ダイナマイト腹肉のお陰でウエスト部分が弾けんばかりにパンパンで、後姿を見ればケツ圧が凄いのなんのって。
おしくらまんじゅうでは私の右に出るものはいないんじゃ無いかってくらいの王者の貫禄が漂ってる。
そりゃ店員さんも絶句するよね。
でもね、店員さんに言いたい、声を大にして言いたい!
自ら辱められにいった私の勇気を讃えて欲しい。
でもって、オマエはよく頑張った!!って褒めてもらえると有難い。

てな訳で、ただいま令和3年。
西暦で言うと2021年。
なんだかんだで21世紀になって20年以上も経つ。

ご先祖様
あの頃…縄文時代ではモテモテだったであろう、この強靭な下半身もこの21世紀には全く時代にそぐわなくなりました。
そしてアラフォー独身、結婚の予定も空白のままの私には、この誰もが羨む安産型の立派な骨盤や下半身も宝の持ち腐れ状態です。
子孫繁栄は私の代でどうやら途切れそうです。ごめんなさい…

この切なさとやりきれなさを誰かに打ち明けたい。
ほとばしるパッションを抑えきれず、一人キーボードに向かい思いの丈をぶちまける休日の淋しき夕方。